出会い系のおじいさん

元カレとお別れ話がでた直後に登録した時に

メールを始めた弁護士がいた

メールも退屈だったし

コロナで会う気分にもなれなかったので

落ち着いて会える環境になったら連絡すると伝え

今月初めに再度メールを送ってみたら

尻尾をふりふりな様子でお返事がきた

順調に面談？の日程と場所も決まり

今日は久しぶりの有楽町

黒いタイト目なワンピースに白い羽織もの

黒いパンプス

どこからみても田舎のおばちゃんには見えないと思う

待ち合わせの際の服装の連絡

ネイビーのスーツにうんちゃらかちゃら

紺の中折れ帽をかぶっています

ん？お帽子？

もしかして髪の毛無い方？？

あれ？年齢は？？

にしても、今の時代にお帽子かぶる人ってそういない

あぁ地雷踏んじゃったんだ

まぁ仕方ない

メールの文章もおっさん臭いし

想像通りの展開

マリオンの時計の下

現れたのは

おじいさんでした

有楽町のデパートの最上階

半個室の某高級焼肉店

ランチコースではなく

アラカルトで

ワインを３杯いただき

お腹もいっぱい

彼に興味もわかないので

話も浮かばない。。。

「この後は何時まで時間あるのですか？」

「特に無いですけど、買い物して帰ります」

「銀座6の屋上へ行きませんか？」

断る理由もないので少しお散歩

一緒に歩くのも恥ずかしいおじいさんと並んで歩く

銀座6の屋上は開放的で緑も椅子もあり

のんびり出来そうなスポットだった

エレベーターの中でマスク越しにキスされた

屋上で腕をつかんで組んできた

苦笑いするしかない

それにしても

どこからみても

おじいさん

お金もあるでしょうが

あまり構わない感じ

お仕事から華美にも出来ないのかな

大人の男性の色気とは無縁。

ちょっとびっくりした人が出てきて

ある意味笑える

ネットの中の人って

わかんないもんだなぁ

帰宅後、お断りのメールを送る

初対面の男性に腕を組んだり

マスク越しにキスをされた事に

驚いたと

をお断りの理由にしてあげた。

そう考えると

もの彼は良い年齢の重ね方をしている人だったと

今にして思う

それも私のおかげなんじゃない？

いなくなって

どう感じているんだろう？

次の女性を求めているのかな？